グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2002年1月 4日

プロボウル悲喜こもごも

毎年プロボウルの選出に関してはいろいろと異論が多いが、今年も例外ではない。バッカニアーズは、"Paper Champion"というニックネームにふさわしく今年も6人をプロボウルに送り込み、プレーオフ進出を決めてもいないレイヴンズからも6人。またプレーオフ出場の消えたブロンコスからは5人が選ばれている。トータル7位(失点は4位)のパッカーズディフェンスから1人も選ばれなかったことには、もちろんパッカーズの選手達は不満だ。

プロボウルに漏れた選手の中で最も意外だったのはもちろんSダレン・シャーパー。彼の師匠でもあるリロイ・バトラーは非常に残念そうだ。「彼が選ばれないなんてとても信じがたいことだ。彼はそれにふさわしいプレーをしてきた。もし僕がケガせずに一緒にプレーできていたら、彼の得意なビッグプレーがもっと狙えたはずなのにすまないと思う」と語る。しかしシャーパー本人は、「我々にはもっと大きな目標がある。本当のボウルゲーム、スーパーボウルがね。選ばれてプロボウルでプレーするのは確かに名誉なことだけど、今はそんなこと心配してはいられない。

今年も例年どおり、実際はフルバックではないタンパベイのオルストットがフルバックとして選ばれた。FBウィリアム・ヘンダーソンの働きに感謝するアーマン・グリーンはやはり不満だ。「彼(ヘンダーソン)が見過ごされるのは今年で2年か3年目だよ。オルストットのことを悪く言う気はないけど、彼をフルバックと分類するのはどうかと思うね」とRBグリーン。

ラッシングでNFCトップの1286ydsを挙げているアーマン・グリーンは当然の選出。シアトルでホルムグレンHCから冷遇された彼は、今ではNFLで最高のRBの1人、と評価されるまでになった。シャーマンHCは「彼がグリーンベイに来た時、彼はあまり自分に自信のもてない選手で、キャンプでレヴェンズと交代でプレーさせても、ためらいがちなところがあった。しかし一緒にやっていくうちに、彼は次第に良くなって自信もつけていった」と語る。QBファーヴは「僕の『キャリアが再生した』っていう表現は好きじゃないけど、彼のおかげで僕は試合に関して今までと違ったアプローチをババ・フランクスは、NFCのTEたちのやや低レベルな争いに助けられての選出。AFCならおそらく無理だったろう。まだまだ不満な点は多いが、不本意なルーキーシーズンのことを考えれば、大きく成長しつつあることは間違いない。レッドゾーンで頼りになる存在になってきていることは9TDという数字に表れている。「11勝4敗っていうチームの数字が大きかったと思う。誰もが注目して見てくれるからね」とフランクス。「彼があんなに笑っているのは初めて見た気がする。アーマンと同様、僕も嬉しいよ。どんな気持ちか、よくわかる」とQBファーヴも喜んでいる。「今のところ今年が僕の最高の年。でもこれからはもっと進歩するはずだ」とフランクス。

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