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Packers 30 - 7 Browns
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2001年12月24日
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
Browns (6-8) |
0 |
7 |
0 |
0 |
7 |
Packers (10-4) |
13 |
10 |
0 |
7 |
30 |
前半から完全にパッカーズペース。最初のドライブをTEフランクスへのTDパスキャッチ(PATは失敗)に結びつけると、次のブラウンズのドライブはCBバウ・ジューの幸運なインターセプトから再びTEフランクスにTDパスが決まって13-0。第2Q、ブラウンズのRBホワイトのランが出てタッチダウンを返され6点差に。FGで3点加えて9点差に広げた前半終了間際、QBカウチのパスをCBウィリアムズがインターセプトしてそのまま69yds走りきってタッチダウン。23-7でハーフタイムへ。
後半もパッカーズの流れは変わらず。第3QにはKロングウェルが45dysのFGを失敗するが、直後のディフェンスでCBウィリアムズがまたもやインターセプト。自陣22ヤードからの攻撃をグリーンの43ydsランで大きくゲインし、最後はレヴェンズがエンドゾーンでダイビングキャッチを見事に決めてダメ押し。第4Qには次第に強くなる雪の中、どちらのオフェンスもなかなか1stダウンが取れず、パントの蹴り合い。最後の12分間はアーマン・グリーンを温存し、さらに最後のオフェンスではQBファーヴも下げる余裕の逃げ切り。
トータルヤーデージではパッカーズ361ydsに対しブラウンズも337yds。7点しか取れなかったとはとても思えない数字だが、4つのターンオーバーが大きかった。逆にパッカーズはケガ人の多いブラウンズのディフェンスラインを圧倒し、ラン222yds、被サックもゼロ。NFL最多のINT数を誇るブラウンズのアグレッシブなセカンダリーに対しては、RB・TEへのショートパスでリスクを避けながら攻めたのが功を奏した。
パッカーズはこれで1998シーズン以来のプレーオフが確定。試合終了間際には、シャーマンHCにゲータレードシャワーの祝福。
- パッカーズは今季はじめて雪の中での試合。試合終盤にはやや雪が強くなってフィールド上の数字が見えないほどに。
- QBファーヴは18/28、139yds、3TD。パス成功18回のうち13回がRBとTEへのパス。8人のレシーバーにショートパスを丁寧に投げ分けてインターセプトを犯さなかった。
- QBファーヴとは対照的に、ブラウンズのQBカウチは3INT。第1Qのバウ・ジューのINTはLBハリスが弾いたもので致し方ないが、T・ウェリアムズがINTした2つはカウチのミス。
- TEフランクスが第1Qに2回のTDパスキャッチ。
- タイタンズ戦で押さえ込まれたアーマン・グリーンのランが、21回150ydsと爆発。
- チーム合計のラッシングが222yds。被サックもゼロとオフェンシブラインが非常によく頑張った。
- RBレヴェンズが今季初のタッチダウン。第4Q、エンドゾーンに浮かせたパスを見事ダイビングキャッチ。そのままの姿勢で雪の上を5ヤード以上滑っていった。ランも9回72yds。ファンブルロストはご愛敬か。
- ブラウンズで一人気を吐いたのはRBホワイト。彼だけは人工芝の上を走っているかのようにスイスイとタックルをかわした。ラン131yds、パス85ydsと、ブラウンズの約2/3を1人で稼ぎ出した。もちろんキャリア最高の数字。
- パッカーズディフェンスはRBホワイトだけにはミスタックルを繰り返したが、それ以外はまずまず。4つのターンオーバーは全て自陣でのもので、どれも効果的だった。
- 最近契約したばかりのホルムバーグがウィークサイドLBで初先発。第2Qには殊勲のファンブルフォース。
- リターナーのロッサムは今回も欠場。キックオフリターンはレヴェンズ。パントリターンはフリーマンとシャーパー。
- 非常に反則の少ない試合。パッカーズは1回5yds。ブラウンズは3回35yds。
- ケガ人はDEジョン・シエリー。前半の途中で、以前から痛めていたヒザを悪化させて退場した模様(詳細不明)。代わりに入ったDEレイノルズは、ジャガーズ戦と同じくブラウンズ最後の4thダウンでサックを決めた。