グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2001年12月20日

来オフのサラリーキャップ状況

アンドリュー・ブラント最近副社長に昇格したチームの交渉担当、アンドリュー・ブラントによると、パッカーズの来季のサラリーキャップの状況は、昨年の今ごろと比べてかなり見通しが明るい、ということのようだ。昨オフは、もともとサラリーキャップがきつかった上に、FAのSシャーパーとKロングウェルが大活躍したために高額の契約をしなければならなかった。ブラントは、ベテランを慰留しつつキャップ内に収めるために苦心惨憺し、バトラー、ファーヴ、ウィンタース、レヴェンズ、アール・ドットソンらの契約を見直したり減俸したりすることでなんとか乗り切った。(その神業のような活躍によってブラントは昇進したわけだが) 

今年は契約の見直しを多くのベテランに強いるような必要はなさそうだ。「今年は昨年と比べるとかなり有利な位置にいる。昨年のシャーパーやロングウェルのようなFAがいるわけではないし。FAになる選手の多くをキープできると考えている」とブラント。現在のスターターの中で来季FAになるのはWRシュレーダー、LGウォール、FBヘンダーソン、NTギルバート・ブラウン。そしてスターターではないが重要な選手としてはリターナーのロッサム、WRブラッドフォード、DTフラニガンなどなど。FA全員をキープするのは無理としても、「絶対に必要」という選手はほとんどいない。

このような状況を作り出したのは、来オフにFAになるはずだったLBハリスやLBウェイン、RGリヴェラと昨オフのうちに契約延長をしたことや、開幕前にRBグリーンと契約延長し、今季に入ってからも新先発センターのフラナガンと契約延長を済ませていることが大きい。どの選手も、今季の活躍を考えると、来オフにはかなりのサラリーアップを覚悟しなければならないところだった。「いい選手であれば、FAにならないうちに契約延長をしておく」というロン・ウルフ元GMの方針は功を奏しているし、後継者であるシャーマンHCや交渉担当のブラントにも受け継がれているようだ。

カテゴリ : Contract/Personnel