グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2001年10月19日

OTアール・ドットソンが移籍を口に

アー・ル・ドットソンベテランのOTアール・ドットソンは、現状では若いタウシャーの控え。彼はチームが96シーズンに優勝した頃からのスターターRTだったが、この2年間はケガに苦しんできた。腰の手術(椎間板ヘルニア)を繰り返してほぼ昨季全てを棒に振り、今季は大幅に契約を見直して安いサラリーに甘んじている。そうまでしてパッカーズに復帰したのは、彼もチームも「体調さえ万全ならスターター」という認識があったから。しかし今年順調だった彼はトレーニングキャンプでヒザを痛めてしまい、ケガのリスクを恐れた首脳陣はタウシャーを先発させ続けている。

「僕だって盲目じゃない。タウシャーは代わりにスターターになって素晴らしい仕事をしてるから、彼をベンチに戻す理由は何もないよ。同時に、もし僕が他のチームでスターターが務まらないと思うなら、喜んで控えの仕事を続けるだろう」とドットソンは言う。「でも僕は今でもプライドを持ってプレーしているし、先発するということはその中の重要な一部なんだ。金なんて問題じゃない。金は十分に貯めたから。でも僕はフットボールを愛してるし、日曜日にはフィールドに出てプレーすることを愛しているんだ」

オフェンシブラインコーチのラリー・ベクトルは、「もし彼がキャンプでちゃんと練習に参加出来ていたら、話は変わっていただろう。しかし、あの状況でタウシャーからスターターの座を奪い、過去の実績からドットソンをスターターに決めるというのは全くの不公平だった」と言う。しかし、ドットソンは今でも優秀なタックルだと認めてもいる。「彼は、私が最大限の敬意を払う優秀な選手だ。彼がいてくれるというのは嬉しいことだ。もしタウシャーに何かあれば、私は自信を持って彼を投入するだろう」

ドットソンは「若い頃にグリーンベイに来て、スーパーボウルチームでプレーできたのは本当に運が良かった。それにチームに長くいられたことも幸運だったと思う。最近ではそういうことは滅多にないことだし、その経験は大事にしたいと思う」と語っている。

カテゴリ : Contract/Personnel, Player