今年3年目のベアーズQBケイド・マクナウンが売りに出されている。マシューズ、ミラーのスターター争いに全く加われないばかりか、3番手の地位さえ元パッカーズのワーフェルに脅かされる始末。高給のマクナウンを3番手として置いておくのは割に合わないため、ベアーズはマクナウンのトレードまたは解雇を真剣に検討している。彼のエージェントによると、少なくとも5チーム(パッカーズ、ライオンズ、レッドスキンズ、ドルフィンズ、チーフス?)が興味を示していると言う。
マクナウンをドラフトで指名した張本人が現パッカーズの副GMマーク・ヘイトリー。マクナウンの潜在能力にまだ未練があるらしい。「ベアーズがどうするか見守ってるところだ。トレード条件がどれくらいになるかも含めてね」と語る。しかし「ベアーズが同地区のパッカーズとトレードしたがるかは疑問だ」とも認めている。
いっぽうシャーマンHC/GMは、「まだマクナウンの獲得に乗り出すと決めたわけではない」と控えめ。身体能力はともかく、チームメイトとトラブルを起こすようなマクナウンに対し、チーム内のケミストリーを重視するシャーマンHC/GMは疑問を持っているようだ。
彼を今年トレードに出すとベアーズはサラリーキャップに$3ミリオンものヒットを受けることになるが、すでにその準備はできているらしい。おそらくどのチームも、「来年のドラフトの下位指名権」となら交換OKというところか。