グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2001年7月 7日

ロースター展望 CB編

補強

昨年はマイク・マッケンジーがケガで6試合欠場。その上マクブライドやエドワーズもケガで何試合も欠場してえらいことなったこのポジション。逆に言えば、多くの選手が経験を積んで、層は厚くなったと言える。マッケンジーが復調しさえすれば、それほど補強の必要がなかったのにドラフト3巡でジューを指名したのは、「天賦の運動能力を最も必要とするポジションのため、常にタレントを探しておく必要がある」ということだろう。なお、アントワン・エドワーズは今年はセーフティに専念しているようなので、そちらで取り上げることにする。

マイク・マッケンジー

99年にはドラフト3巡ルーキーながらスターターの座をつかみ、昨年は更に飛躍の年になるはずだった。ところが開幕戦で左ヒザを痛め、彼の2000年シーズンは台無しになってしまった。欠場自体は6試合だけだったが、復帰後も本来の動きとは程遠く、相手WRに簡単に振り切られるシーンが多かった。マンカバーを計算していた彼のケガのために、セーフティーブリッツなど戦術面でも大幅に制限されてしまった。つまりディフェンス全体に影響が大きかった。とはいえ、本調子に戻りさえすればやはり彼がエースであり、期待は大きい。

タイロン・ウィリアムズ

昨年はCB陣で唯一の全試合先発。しかしメンタル面で問題があるのか、出来不出来の差が激しかった。アグレッシブになれたときには素晴らしいプレーをするが、気持ちが乗らない時は別人のようなひどいミスをする。しかし昨季後半はおおむね好調をキープできたのではないか。今年の課題はなんといっても安定性である。 ・・・なんでも高校・大学・プロ全てで優勝経験があるらしい。

トッド・マクブライド

マッケンジーやエドワーズと同期の3年目だが、彼はドラフト外である。その彼がマッケンジーのケガでチャンスをつかんだ。自分もケガがあったため大成功とは言えないまでも、まずまずの結果を残し、エドワーズをセーフティに追いやって3番手CBの座を確保した。サイズがあってアスレチック能力は非常に高いが、やや動きが硬いらしい。場合によってはセーフティに転向させることも可能である。

バウ・ジュー

ルーキーコーナー参照。最初のミニキャンプではやや物足りない動きだったが、次第に慣れてきた6月のミニキャンプでは、良いカバーを見せてコーチたちを喜ばせている。

アレン・ロッサム

ロン・ウルフ元GMは「CBでも必ず身長は5-11(180cm)以上あること」という基準があったが、ロッサムだけはリターナー兼任のため例外だった。昨年はケガ人が続出する中でニッケルバックなどに駆り出されることも多かったが、大きなミスなく無事につとめた。それどころか「これでもう少しサイズがあれば」と残念がられるほどの出来だったらしい。今年はジューの加入もあり、ケガ人がなければリターナーに専念することになるが。

ケヴィン・ケースヴィハーン、トニー・ダーデン、アンドレ・ディクソン

上位4人 + ロッサムの5人でロースターはほぼ固まっているので、この3人がロースターに残るチャンスはかなり少ない。Kaesviharn がプラクティス・スクワッドに残るかもしれない。

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