グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2001年7月 3日

ロースター展望 LB編

補強

ドラフト3巡でトランス・マーシャルを指名。FAのマイク・モートンとの再契約は見送り(コルツへ)。ヒザのケガが思わしくないのと高給のため、2月にブライアン・ウィリアムズを解雇した。しかし、いまだに彼はどことも契約できていない上、パッカーズもウィークサイドのOLBがネイト・ウェインだけでは手薄なので、ひょっとしたら安価で再契約することもあるかもしれない。ただし、ヒザの調子が良いことが必須条件である。

OLB ナイル・ディッグス

ストロングサイドのアウトサイドLB。昨年、4巡指名ルーキーながら開幕スターターを勝ち取った、ロン・ウルフ元GMのヒット作。シーズンを通して十分な働きを見せ、G・クーンスの抜けた穴を埋めた。長身でサイズ・スピードとも十分。昨季は「TEをマークするだけ」の限定された仕事だったが、今年はより大きな役割を担うことになりそう。しかも今年はS・シャープ、F・ワイチェック等、恐ろしいTE達との対戦が待っている。

MLB ベルナルド・ハリス

94年にケガでチーフスから解雇され、1年間フィールドから離れていた彼を拾ってくれたロン・ウルフの恩は決して忘れない。スペシャルチーマーから叩き上げてスターターに定着して今年で4年目。64試合連続先発は立派。最近ではリーダーシップも発揮している。地味ながらも年々成績を伸ばし、長期契約を手に入れた。とはいえ、ルーキーのマーシャル次第では来年以降どうなるかはわからないが。

OLB ネイト・ウェイン

ウィークサイドOLB。昨季開幕半月前にトレードでDENから移籍(元DENのドナテルDCの推薦があったのかもしれない)。ケガのブライアン・ウィリアムズの穴を埋めて13試合先発。デキは可もなし不可もなし。スピードは十分かもしれないがややサイズ不足で簡単にブロックされてしまうことも多い。今年で4年目の彼の成長に首脳陣は期待しているのかもしれないが、あまり苦戦するようだと来年あたりマーシャルに追い越されるかもしれないのはベルナルド・ハリスと同様。

MLB トランス・マーシャル

期待のドラフト3巡指名ルーキー(ルーキーコーナー参照)。いくつかの不祥事で敬遠されて指名順位を落としたが、実力は2巡指名クラスとの声も多い。インサイドもアウトサイドも出来るらしいが、今年はとりあえずMLBのハリスの控え。とにかく素晴らしいアスリートで、フィジカル能力の高さではすでにチーム内でもトップクラス。あとはどれだけ早くディフェンスのシステムを吸収してフィールド上でのプレーに結びつけるか。それまでは控え兼スペシャルチーマー。ディッグスとともに将来のLB陣を背負っていくという期待は大きい。

OLB K.D. ウィリアムズ

長身のストロングサイドOLB。ディッグスの控え兼スペシャルチーマー。良いタックラーだが、ややスピードに欠けパスカバレッジに難がある。ロースター入りは今のところ大丈夫そう。

OLB ユージーン・マカスリン、クリス・ギジー

この2人がネイト・ウェインの控えの座、そしてロースター入り最後のスポットを争うことになりそう。敗れた方がプラクティス・スクワッドか。2年目のマカスリン は大学時代にRBからコンバートされ、まだLB修行中。ギジーは珍しいエアフォース・アカデミー出身、2年間の軍役のため昨年が実質ルーキーシーズンだった。

L. Dunlap、P. Lenon、D. Curry

L. Dunlap はNFLヨーロッパに派遣されていた。P. Lenon はXFL出身。D. Curry はルーキーFA。3人ともロースター入りは無理そう。

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