グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2001年6月24日

ロースター展望 TE編

補強

QB、LBと並んで最もデプスが足りないポジション。2番手のT・デイヴィスとの再契約と、デヴィッド・マーティンのドラフト6位指名で問題なしかと思われたが、4月のミニキャンプにT・デイヴィスが大幅体重増で現れ、にわかに雲行きが怪しくなった。マーティンはWRから転向させるため、使い物になるかまだまだ計算は出来ない。2TEのフォーメーションをとることが多いことを考えると、今のままでは心配だ。デイヴィスのケツを叩くため、もし安いFAがいれば、ひょっとしたら契約するかも。

ババ・フランクス

ドラフト1巡ルーキーとしては満足のいくシーズンではなかったが、難しいTEというポジションを考えると、よくやっているのかもしれない。多くの名TEたちのルーキーシーズンと比べると数字は上である。パス落球が多く、肝心なところで頼りにならなかったが、大学時代は非常に柔らかなパスキャッチを見せており、あれが実力ではない。

下半身がまだ弱いという声が多いが、今オフは本人もそこを重点的に取り組んでいる。母校マイアミ大でウォーレン・サップ、エジャリン・ジェームス、ジェヴォン・カースら錚々たるメンバーとともにトレーニングに励む。プロボウル級のTEへ、飛躍への期待は大きい。

タイロン・デイヴィス

シャーマンHCがTEコーチをしていた98年は、デイヴィスが7TDを挙げたベストシーズンだった。シャーマンHCはその印象が強いのか、彼を熱心に説得して再契約させた。ところが彼は期待に応えるどころか、4月のミニキャンプには280ポンド(127kg)の体で現れ、首脳陣の怒りを買った。

自分のエージェントにまでケツを叩かれて、多少は減量して臨んだ6月のミニキャンプだが、ハムストリング(たいしたことはなさそうだが)を痛める始末。ベスト体重は250ポンドあたりとコーチ陣は考えており、7月のトレーニングキャンプまでにどの程度体を絞れるか。

デヴィッド・マーティン

ドラフト6巡ルーキー(ルーキーコーナー参照)。WRからTEにコンバートのため覚えることは多いが、特にブロッキングが一番の課題。パッドをつけてのフルコンタクト練習となるトレーニングキャンプで「今年どの程度使いものになるか」はある程度はっきりするだろう。今までのところ、パスキャッチに関してはかなり良いところを見せている。

アダム・ニューマン、ジェイソン・フリーマン

例年TEは3人だけなので、2人ともロースターには残れないだろう。ニューマンはNFLヨーロッパのライン・ファイアに派遣されている。

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