グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2001年6月23日

ロースター展望 WR編

補強

このまま主力に大きなケガがなければ、これ以上の補強はなさそう。昨年は批判の槍玉に挙げられたユニットだが、今年はファーガソンをドラフト2巡で指名し、ブラッドフォードがケガから復帰し、フリーマンが心を入れ替えて精進する。つまり昨年より悪くなることはまず考えられない。

アントニオ・フリーマン

昨季は細かいトラブルを繰り返し、実際トラブルの直後の試合ではプレー内容も悪かった。「ブラッドフォードの欠場で、ダブルカバーされてフリーになれない」と愚痴をこぼしたりした。逆にハイライトはなんといってもマンデーナイトのMIN戦。競り合いに強い集中力(の片鱗)を見せた。今年は新たな決意でフットボールに取り組んでおり、昨年よりデキが悪いということはまずないだろう。ただしサラリーキャップの問題は大きく、ヘタすると来年はクビが危ない。正念場。

ビル・シュレーダー

カレッジでのフットボール経験が少ないせいもあってやや遅咲きだったが、さすがに成長が止まった観がある。ガタイが大きい割にスクリメージでのジャムに弱く、思うようにパスコースに出られないことが多いのが最大の弱点。「シュレーダーは練習ではいつも素晴らしいので、スターターの座を奪うのは容易ではない」という声もある。

ロバート・ファーガソン

ドラフト2巡。「WR陣の中で、フィジカルの強さではすでにNO.1」と評価が高い。異常なほどのハードワーカー。筋トレのやりすぎか、腰を痛めて今回のミニキャンプは全休。7月のトレーニングキャンプでは100%の状態で望みたいところ。今のところブラッドフォードらと3番手争い。少しでも早くオフェンスのシステムに習熟して、シーズン中盤にはスターターに昇格してほしい。

コーリー・ブラッドフォード

一昨年ブレークした彼が昨年はほとんど出られなかったことはオフェンス全体にとって非常に痛かった。現在はケガの方も全く問題ない。チームNO.1のディープスレット。3番手争い。

チャールズ・リー

ルーキーだった昨年、プレシーズンで活躍して3番手WRになりかけたが、本番では振るわず結局ドナルド・ドライバーに敗れた。今年は飛躍の期待がかかるが、今のところは3番手・4番手争いか。

ドナルド・ドライバー

昨年はブラッドフォードのケガもあって3番手の座を確保できたが、今年は良くても4番手か。ヘタするとロースターに残るのも危ない。

アンソニー・ルーカス

ルーキーだった昨年は前十字じん帯を断裂して棒に振り、最近やっと練習に復帰した。期待の大型WRだが、今年はロースターに残れるかどうか。ボーダーライン上か?

ジェイソン・フランクリン、マイク・ホラセック、ケニー・カーテイン

上の連中に大ケガがない限り、たぶん3人ともロースターに残れないだろう。カーテインはNFLヨーロッパのベルリン・サンダーに参加。ヒザをケガしているらしい。 

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