グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2001年6月20日

ロースター展望 RB編

補強

今年ほど補強が不要な年は珍しい。皮肉なことだが、レヴェンズがケガ続きだったことで、経験を積んだ(使えることが証明されてる)選手が多く、いつになく層が厚くなっている。

アーマン・グリーン

先発11試合で1175yds、平均4.5yds。昨季前半は懸念されていた通りファンブルも多く、パスキャッチもひどいものだった。しかしシーズン終盤に近づくにつれて、ファンブル癖は影をひそめ、パスキャッチも安定してきた。ショートヤーデージにもかなり強く、また人工芝での爆発的なスピードはレヴェンズよりも勝っている。

まだ24歳の彼の能力は上昇する一方。問題が起きるとしたら、ファンブル癖が再発すること。あとは天狗になることぐらいだが、レヴェンズ同様に謙虚な彼にそのような心配は不要かも。なお、グリーンとのトレードでSEAに行ったフレッド・ビンソン(CB)はケガを繰り返したあげく、先日解雇されてしまった。

ドーシー・レヴェンズ

ケガさえなければ実力は実証済み。今回のミニキャンプでは全ての練習にフル参加できたことで、オフェンス全体の雰囲気が良くなっている。スターターの座はグリーンに譲ることになりそうだが、衰える歳ではないし、まだまだ活躍の場はある。レシーブ力、ブロック力、スクリーンプレイでのブロッカーの使い方などはグリーンより上。

3rdダウンなどでは、(元FBだったブロック力を生かして)彼をフルバックの位置に入れ、グリーンと同時に使うという構想は魅力的だ。

デモンド・パーカー

今年3年目。ドラフト5巡ルーキーだった99年はベアーズ戦で113ydsを走るなどして2000年も期待されたが、ケガでシーズンの大半を欠場。唯一のハイライトは最終戦のTB戦のオーバータイム、グリーンの負傷欠場で出番の回ってきた彼の大活躍で決勝FGにつなげた。最後まで本調子に戻らなかった昨年と比べ、今年は何の問題もない。今のところ、3番手RBの座を確保する可能性が高い。

ハーバート・グッドマン

大学時代は陸上の200m・400m・走り幅跳びでも活躍した、昨年のドラフト外ルーキー。プレシーズンゲームで活躍してロースターに残った。シーズンは出番が少なく、ロッサムの代役として数回KR。その後はプラクティス・スクワッドを行ったり来たり。チームとしては彼の将来性を買っているようだが上位の層が厚いため、今年は4番手争いか。

ロンデル・ミーリー

昨年のドラフト7巡。プレシーズンゲームで前十字じん帯を断裂してシーズンは終了。6月のミニキャンプからやっと練習に参加することが出来た。最初は控えめだったが、ミニキャンプの最後のころはフルスクリメージの練習にも参加できている。しかし上位選手のケガがなければ、グッドマンとミーリーのうち一人、または両方ともロースターに残れないかもしれない。

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