グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2001年5月25日

ルーキーの日々

他の選手達は来月初めのミニキャンプまではお休みだが、ルーキーたちのワークアウトは今週月曜から始まっている。プロの体を作り、プロのテクニックを身につけ、プロのシステムに習熟しなければならない。少しでも早く。

ウェイトトレーニング

月曜・水曜・金曜は、ウェイトトレーニングから一日が始まる。パッカーズの広く充実したウェイトルームで、月曜は上半身、水曜は下半身、そして金曜は全身のワークアウト、といった具合に1時間から1時間半のトレーニング。「メニューのかなりの部分はウィスコンシン大と同じみたいだ」とビル・フェラリオ(ドラフト4巡OG)。

ランニング

火曜と木曜の朝はランニング主体。当然ポジションごとにメニューは全然違ってくる。「ここでのドリルは各ポジション向け、またフットボール向けに特化されていると思う。ペン・ステイト大の時は、まるで陸上チームのようにただ走れ走れだったけど、ここでは体を絞るためのランニングは各自でやれって感じだ」と語るのはバウ・ジュー(ドラフト3巡CB)。

ポジション・ミーティング

朝のワークアウトが終わると、各ポジションコーチとマンツーマンまたは少人数でのミーティング。フットワーク、手の使い方など細かいテクニックについて、コーチがつきっきりで教えることができる時間である。次のミニキャンプが始まったら個人レッスンの時間は10分ぐらいづつしかないため、1対1で長時間のレッスンができる今がルーキーにとって勉強のチャンス。

フィルム・スタディ

次は個人個人でビデオルームにて勉強。プレイブックを勉強するためである。

プレイブック

「一番大事なことは、プレイブックに習熟することだ。最初のミニキャンプの時は、何が周りで起きているか、まるでわからなかった」と正直に話すのはバウ・ジュー。「次のミニキャンプの時には、ウチのディフェンスのシステムやコンセプトについて良くわかっているはずだし、ずっとやりやすくなっているはずだ」

ノートを常に持ち歩いているのはデヴィッド・マーティン(ドラフト6巡TE)。「プレイブックを必要なだけ理解したとは、まだとても言えないよ。だからヒマな時はいつでも読むんだ。今ではフットボールが仕事だからね。トイレでもバスタブでも、いつでもどこへでもノートを持ち歩いてる。『第二の天性』になるようにしなくちゃ」

ホテル

チームからホテルの部屋をあてがわれて、ルーキーたちは2人1組で暮らしている。グリーンベイに自宅があるケヴィン・ステムキー(ドラフト外P)も例外ではなく、ウィスコンシン大のチームメイト、フェラリオと同室である。

自由時間

もう学生ではない。フットボールが終われば自由時間だ。昼前後に上記のカリキュラムが終わると、あとは思い思いに時間を過ごすことになる。

「小さな街の雰囲気には慣れてないんだ。(出身地の)Chantillyの街にはもっと人が多かったし、やることも多かった。でもそういう街ってのは、いろいろと悪いことや悪い場所があるわけだしね。今の僕にとっては、例えばマイアミやサンディエゴのような誘惑の多い場所じゃなくて、グリーンベイにいるっていうのはすごくいいことだと思ってる」とバウ・ジューは分析している。

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