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やすびさんのグリーンベイ滞在記 (3)

■ 11月15日 すーさん合流

今日はPacker Zoneのすーさんが空港に到着される日だ。午後2時到着という事なので少し早めに行って空港内のお土産屋さんで時間を潰す。お店のおばちゃんも当然パッカーズファン。今回の大事な一戦の為にわざわざ日本から来られる方がいるという話で盛り上がっていると人がぞろぞろ流れてきた。荷物をピックアップする場所へ向かう。きちんと会えるか心配だったのだが一人のアジア人と目が合うとすぐに微笑み返してくれた。なるほど、こういう風にして出会うのだな。

一通り挨拶を済ませた後、ランボーフィールドからわずか2 mile程しか離れていない Ramada Plaza へ向かう。無事にチェックインを済ませた後、さっそくランボーへ向かうことにする。今回すーさんは3回目のグリーンベイ訪問という事もあり、あまりお土産に重点を置いていないということで初日にある程度のお土産屋さん巡りをすることに決定。プロショップ等を回っていると日も暮れてきてお腹が減ってきた。雪も降り始め気分が出始めたところでうちに招待することにする。すーさんはお酒がお好きだということを聞いていたので、まずはルームメイトの超地ビールを味わって頂きたく思っていたのだ。

事前にルームメイトに事情を説明した際に、ちゃっかり夕飯もリクエストしておいた。Bratwurst 。Packer Zoneの観光記で紹介されていたのを読んだ時から、事あるごとに家で食べているBratwurstを是非すーさんにもと思っていたのだ。家に到着するとすぐに何か良い匂いが漂ってきた。何かと思って見ればなんと庭でソーセージをグリルしてくれていたのだ。まさかそこまでは期待していなかったので彼に感謝しながらすーさんを中へお通しする。すーさんと彼と私の3人でビールとBratwurstのベストコンビネーションを堪能しながら、翌日の試合への意気込みなどを興奮のままに話す。明日は大事な一戦なのだ。絶対に負けられない。

楽しい宴もお開きになりホテルへ向かうことにする。道の途中でホテルで飲むビールを買って行くことを提案すると喜んで頂けた。アメリカの代表的ビールの一つ Samuel Adams 1ケース24本に決定。輸入ビールに並んで高い部類に入るこのビールがこれで24ドルもしないのだから、やはりアメリカはビール天国である。ちなみにNFLのコマーシャル中によく目にするBudweiser, Miller, Coors のアメリカ3大ビールはお金のない時の飲み物なので、せっかくの機会にはこれらを避け種類豊富な地ビール・輸入ビールを楽しんで頂きたい。

ところでアメリカのホテル・モーテルでは部屋に冷蔵庫が付いていないのが一般的だ。しかしその代わり必ず氷を入れる容器を見つけることができるだろう。館内のどこかに無料の氷供給マシーンがあるので、そこでこのアイスボックスに氷をいっぱいにしてビール等を冷やすことになる。パッカーズの栓抜きキーホルダーなどでボトルを開ければもう完璧だ。ホテルに戻った私達はさっそく乾杯し、そのまま就寝となった。

■ 11月16日 vs. Chicago Bears

今日はいよいよベアーズ戦だ。この時点でベアーズとヴァイキングスが5勝4敗。パッカーズは4勝5敗なのでこの直接対決で負けるといよいよ分が悪くなってしまう。なんとしても勝たねば。朝、まずは腹ごしらえをしにOneida St. にある Panera へ向かう。ここはコーヒー、ベーグル、サンドイッチがおいしく朝食には絶好の店だ。ホテルから近いし。ここで朝っぱらからまた今日の試合への意気込みを語り合う。しゃべりすぎてお互いコーヒーを5杯くらいおかわりした気がする。

気が済んだところでいったん身支度を整えにホテルへ。私もカイロを持参したのだが、すーさんの持ってきてくださった貼るタイプのカイロにお世話になることになった。貼るタイプはまさに全身に貼る事ができる。ちょっとシールがくっついているだけなのに、まさかこんなにも便利になるものだったとは知らなかった。まだだいぶ時間があったので The Bay of Green Bay へ行くことにする。やはり緑色で、すーさん納得。そして街中を通りながらランボーフィールドへ向かう。近づくにつれ気持ちが高鳴ってくる。

途中の道で突然、木に吊らされている熊のぬいぐるみを発見する。その横には「The Bears Still Suck!」の張り紙が。そう、今日のテーマはこれ。この時点でパッカーズより1ゲーム上にいるベアーズだが、「いや別にベアーズなんてショボいでしょ」の意味だ。どこで手に入れたのかこのテーマのステッカーを服に張っている人をちらほら見かけた。とにかくこの首吊り熊さんを見つけた時、すーさんと車内で大はしゃぎだったのは言うまでもない。

ランボー内で自分達の席を見つけ、まずは選手達の練習を見守る。本当に目の前だ。しばらくして連日のBratwurstとビールを買いに向かい、まずは乾杯する。寒い中であまり飲んで試合中にトイレに行きたくなっても困るが、やはりこの興奮は乾杯せずにはいられなかった。一杯だけ、一杯だけ。

いよいよ試合開始。パッカーズは先制TDからちゃくちゃくと得点を重ね、結局37−3の圧勝となった(Box Score)。感激。後半には「The Bears Still Suck!」の大合唱が起こり、勝ちを印象付けた。試合後しばらくランボーに残って余韻に浸っていたのだが、あまりに長居しすぎて警備員のおじさんに追い出されてしまった。たまにベアーズのファンを見かけるのだが、さすがにこの試合内容ではかける言葉がみつからなかった。

勝利の余韻も冷めやらぬ内に、Brett Favreのステーキ屋さんに到着する。試合当日なら混んでいるだろうことは覚悟していたのだが、なんと待たずに席に通さる。やはりFavre移籍の影響なのかもしれない。そんなことを話ながらとりあえず祝杯を挙げる。たぶん今季一番の勝ち方だったのではないだろうか。ヴァイキングスも負け、これで5勝5敗で3チームが並んだことになる。気分は最高で話が尽きることがない。どれくらい時間が経っただろう。結局巨大なステーキは食べ切れなかったが、気持ち良く店を後にする。そしてRamadaに戻ってまた祝杯だ。ニュースなどでハイライトを見ながらPacker Zoneの掲示板に書き込みをしたりして至福の時間を過ごした。

■ 11月17日 定番の観光とMike McCarthy Show

今日はイベント尽くしの一日だ。まず朝からスタジアム・ツアーに出発する。参加者は10人前後。みんなが集合したところで、なるほど事前情報の通りどこから来たのかを聞かれるわけだ。我々はもちろんニッポンからだ。まず一番上のクラブシートへ連れて行かれる。近い。まさかこんな一番上の部屋から見ても充分近く感じるとは。しかも室内だから暖かい。これ大事。もちろん寒ければ寒いほど盛り上がってくるのがグリーンベイなのは百も承知だが、さすがに5分でビールが凍るほどの寒さの日には試合中にこの席を見上げる人も多いことだろうと思う。

次は選手入場のトンネルを通りフィールドへ向かう。するとここで突然、選手紹介のアナウンスと同時に歓声が響き渡った。なんて粋な計らいだ。鳥肌が立ったじゃないか。そしてフィールドレベルに降り立つ。昨日パッカーズが圧勝したその場所だ。案内人の合図でみんなで一斉に向こうの電光掲示板に向かって「Go Pack Go!」と叫ぶ。響く響く。「こりゃタイムアウト取るわな」と言った声にみんなで頷いた。

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このトンネルを抜けてフィールドに向かう 中央はガイドのおじさん

お腹も空いてきたし昼食にする。マクドナルド。わざわざグリーンベイに来てマックはないと思うかもしれない。しかしすーさんが去年から気になられていたここ Oneida St. のマックは全米で唯一グリーン&ゴールドでデザインされているのだ。素晴らしい。他のマックもこんな色合いだった気もしないでもないが、こういうものは信じたもん勝ちだ。さっそく店内へ。おお、なんと店内もしっかりパッカーズ仕様になっているではないか。前日の試合について書いてある新聞に目を通しながらお昼を取る。メニューは普通のマクドナルドだった。

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全米唯一(のはず) グリーン&ゴールドのマクドナルド
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マクドナルド店内もグリーンベイ仕様

ランボーフィールドに戻り、今度は Packers Hall of Fame へ。パッカーズファンにとっての聖域である。そう聖域・・・なはずなのだが何を隠そう私は自分の知っている以前のパッカーズの歴史にはまったく興味がないのだ。だって観てないし。そういえば初めてランボーフィールドに来た日感動で体が震えたのだが、プロショップの入り口の前に立っているおじさん二人にはまったく興味がわかなかった。ごめんなさい。

Hall of Fame の最後の部屋に飾られる3つのロンバルディトロフィの前のベンチで腰を下ろす。そこへ一組の夫婦が入ってくる。トロフィに一目散に向かって行きまじまじと見つめる旦那さん。さっそくベンチに腰を下ろす奥さん。「おい、お前もこっち来てもっとよく見てみろって」 「こっからでも充分見えるわよ」 わかるぞ、奥さん。ファンの形もいろいろですね。しかしすーさんは20年来のファンらしく、楽しんでいらしたようで良かった。

2時30分頃、Mike McCarthy Showのチケットを無事に受け取る。撮影は4時からで会場への入場開始時間も3時30分からとまだ少し時間があるので時間潰しに2階にある Curly’s Pub で一杯やることにする。窓際に着席。ここからは関係者専用の駐車場を上から眺めることができる。Donald Driver の他、何人か選手を発見しながら3時30分になったので会場となる隣のレストランへ入る。Larry McCarren が登場し4時からの収録の説明と軽い練習を始める。Larryさんには先週たっぷりいじられたので親しみが湧く。そしてMcCarthyコーチ登場。あまりスーツは似合いませんな。

本日のゲストは Daryn Colledge。なんかとても頭の良さそうな印象を受けた。収録が終了したのは5時前くらいだろうか。そのままエスカレーターを上がり今度は4階の Larry McCarren's Locker Room の撮影会場の方へ向かう。TVショーのハシゴだ。ゲームデーの翌日なので先週よりも混むかと思ったが、特に問題はなかった。こちらのゲストは Aaron Kampman。先ほどのショーよりLarryさんはノリが良い。やっぱり自分のショーの方が楽しいよね。

収録が終了し、外に出たら寒い寒い。昼には雪も降ったし何より風が冷たい。温かい物を食べに行きましょう、ということになる。Titletown Brewery も考えたがお互いに行ったことがあったのでOneida St.にある Old Chicago へ行くことにする。すぐそこだし。ここは典型的なアメリカのトマトソースなレストランだった。寒いので急いでレストランに駆け込み明日でお別れとなる乾杯で締める。

■ 11月18日 すーさん帰国

早朝、空港へ向かいチェックインを済ませ搭乗までの時間を空港内唯一のカフェで過ごす。ウェイトレスがわざわざ日本から来た我々に驚く。「そういえば去年も日本人の四人組が来た気がしたんだけど、誰に言っても信じてくれなくて・・・」 絶対すーさんだ!去年のPacker Zoneツアーの方達のことだと分かり、盛り上がる。やっぱりなかなか日本人は来ないんだな、と感じるとなんだかここで日本人のすーさんと一緒に応援したのも不思議な気がした。すーさん、本当にありがとうございました。

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updated : 2009/8/14