mrs ayaのマンデーナイトフットボール観戦記

私は、ろくに海外旅行をしたことのない人間だが、牛に曳かれて善光寺参りならぬ、孝行息子にひかれて、Monday Night FootballをGreen Bayまで観にいった。(11月3日の対ドルフィンズ戦) 持つべきものは孝行息子で、計画、チケット、交通手段、ホテルなどすべてやってくれて、「母さん、ここへ振り込んでよ。」の一言で、私は銀行の自動支払い機まで走っただけ。

実は、私は’97年にBrett Favreが来日し、サインをもらって以来のファーブ大好き人間で,今、実際にこの目で試合を見ることが出来て、本当に嬉しい。この深い感銘を受けたお蔭で、帰国後は生活すべてに、俄然やる気が出てきた。ありがとう。試合の内容は、管理人が詳しく表現しているので、私はやらない。折々の印象のみ、述べます。


  旅程は以下のようです。全て、NW(ノースウェスト航空)
  ◆往路◆  11月2日 名古屋発 13:05  デトロイト 10:40
      デトロイト 12:15  アップルトン 12:45
  ◆復路◆  11月5日 アップルトン 06:55  デトロイト 09:20
      デトロイト 14:35  名古屋 18:05(11月6日)

昼間名古屋をたって、16時間くらいで、デトロイト到着。この所要時間って、40年くらい前の日本で、集団就職のため、鹿児島や青森から東京に来たのと同じくらいの時間です。世界は狭くなったものと痛感しています。アップルトン空港の、ハーツ・レンタカーの叔父さんは息子と顔なじみだったみたい。(彼は去年も来たからね。) この空港は人影まばらだが、滑走路はひろびろしている。名古屋空港より、敷地は広いかも。東洋人をあまり見たことがないので、彼はおじさんの記憶に残ったのかも知れない。

空港から、一路ランボー・フィールドへ。前方に工事用クレーンがニューッとたっている憧れのランボー・フィールドが見えた。うぁー。でもこれで6万人も入るのかしら。東京ドームの方が大きいようだ。でも、建物の色は暖かく、遠来の私達を迎えてくれたようだ。

お腹がすいたので、Brett Favre’s Steakhouseを探した。見つからない。ホール・オブ・フェイムの隣で、馬のタズナをもっているお嬢さんにきいたら、over thereとのこと。場所がわかり、開店時間を見計らって、行った。息子はリブステーキのラインマン・サイズ 16オンスをほおばる。一口わけてもらった。おいしい。日本の松阪牛は手塩にかけた、デリケートなおいしさだが、これはうし族そのものの素朴なおいしさ。16オンスなんて、彼はかなりの大食漢です。付け合せのポテトは、一つで300gほどありそう。私は、えびのカクテルとジャンバラヤ。えびはお気に入り。ジャンバラヤの量の多さと辛いこと。1/3くらい食べて、その残りとポテト半分くらいはお持ち帰り。(次の日の、一日の食事になった) この店のおねえさんたちは、Friendlyに応対してくれて、上手に品物をすすめるので、満腹のお腹にチーズ・ケーキが追加になった。 く る し い。 

日曜日は、ジャスティン氏御紹介のwild life sanctuaryに行った。紹介文のとおりで、広い自然を楽しんだ。こういう施設は日本にあまりない。ゆとり教育とか、理科だ、社会科だと言う前に、日本の小学生をここに連れてくれば、地球の豊かさ、大きさを実感でき生きた教育になるのに。施設の寄付用募金箱もしゃれていて、鳥や獣の口がコインの入り口になっていて、餌をいただきたいといっているようだった。こうするとなんとなく寄付をしたくなる。またこのあたりの道路に、リスやねずみがちょろちょろ出てきたのにはびっくりした。「轢かれないでね。」と祈るのみ。

この後、communiversity parkという、湖水に面したところで車をとめ、昨日の残りのジャンバラヤやポテトで空腹を満たす。海のようにはるかな水平線。たくさんの水鳥がパーッと飛び立ち、人は私達だけ。こんなに贅沢な自然を味わわせて頂いて、いいのかしら。

また、ランボー・フィールドに戻り、プロショップでジャンパー、腕時計,掛け時計、ペンダント、旗etcを買い求め、いい気分で写真をとっていたら、現地の記者の取材を受けた。片言で応対したらこれが、11月4日アップルトンのThe Post~Crescent紙の第一面に写真入りでのって、本当にびっくりした。記事をご参照の程を。(拡大版はこちら

◆ 管理人注 ◆  写真左端の息子さんは、とても頼もしい男前に写っているのですが、『息子は、母と違って、シャイなので』 とのayaさんのご希望でモザイクをかけてあります。もちろん名前の部分も同様の理由で伏せてあります。

月曜日、いよいよMonday Nightです。早々とランボー・フィールド隣のスーパーに車を置き(20ドル)、まずホール・オブ・フェイムをゆっくり、じっくり見学。人間の形に首を突っ込んで、アメフトコスチュームとなり、写真をとるのも楽しいが、おじいさんたちが、古い、パッカーズ創生期の写真を懐かしそうに、楽しげにみているところは、アメリカの文化なんだと私も楽しくなった。ここの入場は、手の甲にスタンプインクで刻印されるので刺青みたいだ。

夕闇がせまるころ、いざスタジアムへ。皆並んでいる。とそこへ超豪華なリムジンがとまり、ウォーレン・ムーンが降りてきたではないか。こんなにVIPなのに、VIP入り口の最後部に並んで、神妙にボディチェックを受けて、中に入っていった。日本では当然顔パスというものがあり、こんなことをしないのに。アメリカって不思議な国だ。「Please cut a little」といって、$59と表示されている大切なチケットをほんの少しカットしてもらい、中に入った。このスタジアムは、一度入ると、席に戻る時のチェックがないから、首からカードをぶら下げる必要はない。

フィールドは昼間のようだ。嬉々として、前から3列目に座る。私は日本から持参の特製円座と大小取り混ぜ16個のカイロでガードされているので、寒くない。 (*特製円座 綿を芯にして、その上に布をまいたドーナツ状の座布団のようなもの。痔などしもの手術をしたとき,座るのに快適)。周囲の人たちをみると、皆さん顔馴染みみたい。それぞれ分厚いシート、座椅子、毛布などを持ち込み、手馴れている。これって、ござをもって河原に陣取り、村中で花火見物するのと同じではないかしら。

暫くすると、練習が始まった。ホットドックを頬張り目を凝らす。どの練習でも、キッカー・パンターの足はすっと上がり、本当に良く飛ぶ。歓声と共にファーブ達の練習が始まった。ひざにヒンジブレイスのようなものをつけているが、大丈夫そうだ。ファーブの一挙一動に魅せられた。表現できないほど。

例の、Monday Night Footballの主題歌(ハンク・ウィリアムス・ジュニアの歌)が流れ,気分も盛り上がり、開幕。またここの国歌は大いに盛り上がる。これに比べ、君が代はすもうの主題歌としか思っていない若年層が多いのではと危惧する。

試合は、「いけいけ」「はらはら」「とったー」「おしーい」 素人だから、これでご勘弁を。
 (管理人注 試合のスタッツはこちら

・ クリス・カーターがキャッチを阻止されたとき、悔しそうな素振りがありありと出ていた。特徴ある、志村けんのバカ殿様ばりの眉は、双眼鏡ではわからない。
・ ファーブがサイド・ラインで、ウィンタースからのボールを受けていた。彼は確か控えで、Cはフラナガンの筈だがと思った。ウィンタースと調子をあわせるのが、ファーブ好調の秘訣かも知れない。
・ 34リッキーが34マッケンジーに出された。番号のマッチアップだ。敵ながら 34リッキーはオーラを発しながら、よく走る。勿論アーマン・グリーン には劣るが。
・ 42シャーパー かっこいい。リターン・タッチダウンだもの。


ハーフ・タイムはオネイダ族のダンス。小さい子供も上手。よく見ると、私によく似た人たちもいる。太鼓を鳴らし、唄の調子から、北海道の少数民族やギリヤ−ク族の音楽を髣髴させる。祖先は同じでしょうね。スーパーやステーキハウスでは、日本人の私は、オネイダ族と思われたかも知れない。ダンスの終わりに、ハゲワシがすーっと降りてきた。チャレンジャーというハゲワシが降りてくる趣向は、プロ・ボウルでもありました。

隣の席に座っているおニーさんは、 この寒空に少なくともビール3本は空けていた。又ドックやポテトチップを食べること。「----come on ----come on 」と声援の激しいこと。その隣のおネーさんは、金髪を振り乱し、なにやら紙を呈示し、どこからそんな声が出るのかと思うほど、奇声を発していた。この人たちは、わめくか、飲むか、食べるかで、忙しい観戦だ。

という私も負けてはいないつもり。障子紙に「緑湾パ軍勝利」と筆で書いて掲げた。ロングウェル・ビドウェル・体の大きいラインの人たちはチラッと見てくれたみたい。でもファーブはみてくれなかった。それから、緑という文字を緑色で刺繍した、黄色い手編みの私の帽子を誰か気にとめてくれないかしら。ちょっと寂しい。

本日はドルフィンズの不発で、あっけない試合だったが、現場で見るのは本当に楽しい。帰り、興奮さめやらぬ私と息子は、のろのろと駐車場を出、今日だけの低速道路を走って、アップルトンのモテルに戻った。


現地に行ってみて、Seeing is believing.を実感しました。単なる観光旅行はきらいですが、今後は折をみて、NFL観戦には出かけたいです。差し当たり、プロボウルとか。今後とも、どうぞよろしく。
 

updated : 2002/11/23